● 安全衛生管理体制図
ステークホルダーの期待に応える
事業活動を推進しています。
当社は、人命尊重を基本理念とし、順法精神に則り、 建 設業界における社会的責任を果たすため、「安全第一主義 に徹した計画・施工」を実践し、 働く人の生命と健康を確 保して、快適な職場環境の向上に努めています。
当社は人命尊重、順法精神を基本理念とした独自の「大 気社労働安全衛生マネジメントシステム」を構築。本社に 安全本部、事業部に安全管理部門を置き、各支店・事業所 の安全活動を支援しながら、 統括管理を行っています。社 員の安全知識・意識向上と、現場での類似災害発生の防止 のため、安全管理に関わる情報、 改善技術などを 「社内安 全ホームページ」 で全社員に開示し、 周知しています。ま た、全社員に 「安全朝メール」を毎日配信し、安全活動の 啓発と、毎日の安全作業に生かしています。
日々の現場作業が安全・確実に行われていることを、安 全パトロールで各階層が横断的に確認しています。支店・ 事業所内で、毎月の安全衛生委員会を通して、 現場での問 題点・対策情報を共有しています。本社・事業部による安 全監査や全社安全衛生管理委員会での取り組みを通じて当 社全体の安全活動が担保できる管理体制を維持しています。
当社では安全活動の効果を、労働災害の頻度を表す度数 率と、災害の重さを表す強度率を安全指標として計測、監 視しています。なお、過去10年以上にわたって、死亡・ 重大災害0件を継続しています。
労働安全衛生の基本的な考え方
安全衛生管理体制
安全を最優先に考え、快適な職場環境の実現を目指しています。
労働安全衛生への取り組み
国内安全管理部
安全管理室 海外施工品質管理部安全管理室
国内支社・支店
安全部門 海外関係会社
各地区安全衛生
委員会 取引先協力会社安全協力会 環境システム事業部
施工品質管理部安全部
国内事業所
安全部門 海外関係会社
各地区安全衛生
委員会 取引先協力会社安全協力会 塗装システム事業部
代表取締役社長
安全本部
1.0 0.8 0.6 0.4 0.2 0
0.10 0.08 0.06 0.04 0.02 0 0.057
0.019 0.600
0.138
0.017
0.143
2012 2013 2014 2015
0.016
2016(年度)
度数率 強度率
0.031 0.855
0.422
各国において安全活動が自律的に高度なレベルで行われ ることが最重要との認識のもと、導入している「労働安全 衛生マネジメントシステム」運用が形骸化していないか、 ナショナルメンバーの安全意識レベルは維持されているか など、外部監査や内部監査では発見しづらい項目を本部で 監査しています。
各国の安全活動レベルを向上させるため、安全部門、工 事部門メンバーを日本に集め、各種教育・訓練を毎年実施 しています。
(海外拠点メンバー安全教育項目) ① 安全活動ガイダンス
② 各国安全活動プレゼン ③ グループ討議
④ 安全パトロール訓練 ⑤ 危険体感訓練
⑥ 各種安全管理手法教育 ⑦ 意見交換ミーティング 他
死傷者数:業務上の災害で死亡および休業4日以上の、負傷、疾病者数 損失日数:被災者(休業1日以上)全ての休業日数
労働時間:作業所にて工事に係る社員、協力会社作業員の労働時間合計 (通勤災害による負傷、疾病および死亡は除く)
強度率 損失日数
労働時間 1,000 度数率
死傷者数
労働時間 1,000,000
シンガポールでの職場の安全衛生
Vision Zeroは、シンガポールの職場安全衛 生法による安全キャンペーンです。命は何よりも 重要です。このビジョンの達成のために、全ての 企業が経営層や労働者、協力会社、政府などの あらゆるステークホルダーと役割や責任を分かち 合っていくことが欠かせません。
私たちは、Vision Zeroの達成に向けて、シ ンガポールの建設業界と一緒に歩み続けていま す。仕事上の怪我や疾病は避けられるということ と、無事故は実現可能だということを現場に浸透 させることを目指しています。これは私たちの生 活の質を向上させるために不可欠なのです。
大気社シンガポール 安全部門 マネージャー
Mr. R. Kalicharan
カリチャラン
海外安全監査
ナショナルスタッフを招いての安全研修
近年、各国の安全に対する要求の違いにより、拠点間の 労働安全衛生管理水準に格差が目立ってきました。また、 いくつかの国においては、 現場作業員の多国籍化により、 管理上の課題も出ています。
海外拠点における
労働安全衛生管理向上の取り組み
安全活動成果の推移
当社ではこのような課題の解決のために、海外の主要8拠点に「労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)」 を導入し、組織的な安全衛生活動の維持改善を行っていま す。具体的には海外拠点のナショナルスタッフを日本に招 集して定期的な安全教育を行って、安全管理技術を向上さ せています。また、 本社安全パトロールを行い、現場の安 全衛生管理活動状況の確認・指導を行っています。 当社の安全活動の成果は以下のように推移しています。
Vision Zeroは、以下のステップを連続した サイクルで回すことで達成できます。
I. ステークホルダーと良好な関係性を構築する II. 目標を設定する
III. 目標を共有する
IV. 職場の安全衛生の課題を特定する V. 解決策を常に検討し、
VI. 進行状況の確認と監視を継続する
職場の安全衛生に細心の注意を払うことは社会 的責任を果たすことと同義であり、企業の成長に とっても良い影響をもたらします。私たちは、これ からも優れた安全行動に力を尽くしていきます。
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環境ガ
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● 国内災害発生件数
(件)
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5
0
0 0 0 0
0
■ 死亡・重大災害 ■ 休業災害
2012 2013 2014 2015 2016(年度)
7
1 1
3 4
高い評価と信頼を得るため、品質の向上に継続して取り組んでいます。
品質向上への取り組み
塗装システム事業部では、品質方針の基本理念にある 「顧客のニーズと期待に応える塗装設備を提供し続け、顧 客の信頼と社会からの高い評価を獲得する」を受けて、下 記の3つを品質方針に掲げ、品質保証体系の業務の流れに 沿ったQCフォロー表をチェックリスト化してプロジェク トを推進しています。
プロジェクト着工前の検討会で、営業・設計・安全・ 品質・購買・工事の各部門責任者が一体となって、欠陥 工事や法令違反に係るリスクを洗い出し、また下記6つの 「品質管理重要課題」を取り上げ、施工計画に反映し、実 行していることを現場パトロールと竣工報告会で確認し ています。
環境システム事業部では、「変化する社会の要求事項と 品質マネジメントシステムの中で業務プロセスの管理と改 善を継続的に行い、ムダ・ムラ・ムリの無い品質を目指 す」を品質方針の基本理念に掲げ、下記の5つの業務プロ セスごとに行動指針を展開し、活動しています。
❶ 営業品質の向上
❷ 設計品質の向上
❸ 施工プロセスの品質向上
❶ 環境に優しい塗装設備 を提供する
❷ 技術の改良、設計品質の 維持改善、施工品質の 向上に努める
お客さまの要求事項を受けて、お客さまに満足していた だける設備を提供するよう、PDCAサイクルを回し、品質 マネジメントシステムの継続的な改善を行っています。各 事業部ではその活動の一環として、お客さまへの提案や指 摘事項のデータベース化、標準化の推 進を行い、設計や施工の妥当性の確認 を行っています。また、主に若手社員 を対象に、該当機器の取り扱いに関す る研修なども実施しています。
現場での施工品質チェックは、協力会社による自主点検、 作業所による自主検査、技術部や品質管理部による品質検 査と、段階的に実施しています。検査の時期としては、施 工前・施工中・施工後のステップごとに実施し、不具合内 容については、検査記録に基づき定期的に是正状況を確認 し、是正が完了するまで確認・フォローしています。
環境システム事業部の基本的な考え方
改善活動
現場の施工品質チェック
塗装システム事業部の基本的な考え方
2016年度の主な取り組み
環境システム事業部では、設計・施工プロセスの管理の ため、設計方針・検討会、施工方針・検討会の各段階で、 技術課題の抽出と対策立案を行っています。
抽出した課題の解決状況について、本部と支店横串部門 の連携により月次で情報交換し、課題が解決するまで確 認・フォローしています。
品質に関する基本技術や不具合などの情報を、業務支援 システム上に掲載し、社員が常時閲覧できるようにしてい ます。また、不具合再発防止のための標準化資料を作成 し、同様に業務支援システム上に掲載するとともに、定期 的に社員研修を開催し情報の共有化を図っています。
設計・施工プロセスの横串部門強化
品質に関する情報共有の取り組み
バーナー点検研修❹ 購買プロセスの品質向上
❺ 技術開発プロセスの 品質向上
❸ その結果、生産性を アップしてコストダウン を図り顧客の要求品質に 応える
❶ 重要機能室の漏水防止
❷ クロスコネクション防止
❸ 油・薬液・廃液漏れ防止
❹ 排煙風量不足防止
❺ コイル凍結防止
海外プロジェクトの品質向上のため、重点物件を特定 し、設計審査会・施工検討会の場で品質上の課題について 協議し、定例の会議体にて課題解決まで確認しています。 各拠点で発生した不具合情報を所管部門にて収集し、年 3度の海外技術部長会議で周知し、情報の共有を行ってい ます。また、ナショナルスタッフのスキルアップのため、 所管部門が各拠点の現場にて技術部員に直接技術研修を実 施しています。
グローバル拠点の品質向上の取り組み
C o l u m n
業務改善効果が認められ、
当社「内幸町2丁目プロジェクトチーム」が優秀賞を受賞
との共同で1981年から開催されているもので、2016年は、 200件を超える応募から選ばれた48事例が全国大会で発表さ れました。
内幸町2丁目プロジェクトチームがこの大会で発表したテー マは、「業界最大級の10mを超える室外機ユニットへの挑戦」 です。
ビル用マルチエアコンシステムの室外機200台を屋上に設置 する工事において、室外機を設置する鉄骨架台、室外機、冷媒 ラックなどを工場であらかじめユニット化してから現場搬入し、タ ワークレーンを利用して一体で引き上げる工法を採用したことで、 安全かつ効率的な施工が実現できたという内容です。
このユニット化により、在来工法では230回はかかる揚重回 数を94%削減して工期を1週間以上短縮させるとともに、冷媒 配管の施工も40%程度削減することができました。この度の受 賞は、これらの大きな業務改善効果が認められた結果です。当 社はこれからも業務改善を行い、施工管理水準を向上させてい きたいと考えています。
改善策を共有して
工事の品質向上を
私は進行中のプロジェクトの 品質検査と、クレームを未然に 防止する活動を行っています。 最近では、重点品質項目を洗い 出し、不具合防止の対策や改 善手法を水平展開することで、 2016年度は5年前に比べ、品質クレームを大幅に減らす ことができました。仕事と行動に責任をもち、家族や同僚、 お客さま、協力会社から信頼を得ることが重要です。これ からも関係部門や協力会社とも事例や改善策を共有しなが ら、工事の品質向上に全力で取り組んでいきます。
環境システム事業部 九州支店 品質管理課長
潮崎 哲
V o i c e
グローバル拠点研修(左:ホーチミン、右上:ハノイ)
2016年10月に鹿島建設さまの「協力会社改善事例全国大 会」が開催され、当社の「内幸町2丁目プロジェクトチーム」 が優秀賞を受賞しました。
この大会は、業務改善活動を通じた施工管理水準の向上と 企業体質の革新を図ることを目的に、鹿島建設さまが協力会社
室外機ユニットの揚重作業
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働きがいのある魅力ある会社づくりに取り組んでいます。
労働慣行
[人権の尊重・人材の育成]
当社は、グローバルに事業を展開する企業として、人権の 尊重を最も重要な事項の一つと考え、「大気社行動規範」に おいて、基本的人権を尊重し、差別的取り扱いやハラスメン トなどの個人の尊厳を損なう行為を行わないことを規定して います。「世界人権宣言」や「労働における基本原則及び権 利に関する国際労働機関(ILO)宣言」「ビジネスと人権に関す る指導原則」などの国際規範を尊重し、社員や取引先も含め、 人権に配慮した事業活動を行うよう努めています。
当社の人権に関する考え方を社員に周知するとともに、 内部監査や内部通報窓口を通じて人権に反する行為を把 握し、適切な対応を迅速に取るなどの取り組みを進めて います。
「組織風土改善委員会」は、全社員が相互信頼・協調の 精神のもと、物質面、精神面での働きがいを感じられる組 織風土をつくることを目的として、1975年に発足しまし た。業務の改善・制度の改正について広く社員との意見交 流を図るとともに関係部門と協力しながら、調査・検討・ 立案を行います。また就業規則など社員の処遇に関わる制 度の重要な変更については、立案担当部門から委員会に意 見を求めるなど、労使協議における労働者代表としての役 割を担っています。
人権に対する基本的な考え方
組織風土改善委員会
セクシュアルハラスメントについては専用の相談窓口を 設けて対応し、その他のハラスメントについては、社内通 報窓口および社外通報窓口を設けて対応しています。
通報者は「内部通報規程」などにより保護され、相談が あり次第、解決に向け迅速な対応を実施しています。また 研修において「対策の必要性」や「予防と解決の重要性」 などについて啓発活動を実施しています。
ハラスメント対策
● 社員データ項目 2015年 2016年 2017年
社員数(人) (3月末)
単体
男 1,327 1,334 1,290
女 148 150 156
合計 1,475 1,484 1,446
連結 4,795 4,892 4,702
平均勤続年数(年) 単体 18.4 18.6 18.3
非正規社員数(人) (3月末)
嘱託 74 84 86
契約社員 88 77 82
合計 162 161 168
新規採用数(人) (前4月~3月末)
新卒
男 32 38 40
女 1 2 4
合計 33 40 44
中途
男 12 17 17
女 8 5 5
合計 20 22 22
新卒定着数(人)
35
(2012年入社)(2013年入社)38(2014年入社)33
31
(2015年時) (2016年時)34 (2017年時)26
新卒定着率(%) 88.6 89.5 78.8
離職者数(人) (前4月~3月末)
定年 25 21 19
自己都合 29 27 23
合計 54 48 42
定年後再雇用者数(人) 98 106 89
定年後再雇用率(%) 86.7 86.8 94.4
障がい者雇用率(%) 2.22 2.18 1.99
Ⅰ. 行動原則
3. 私たちは、顧客・取引先、株主、地域・社会、地球環境への貢 献を第一に行動するとともに、社員の人権に適切な配慮を 行います。
Ⅱ. 倫理行動基準
1. 基本的人権の尊重と健全な職場環境の維持
(1) 企業活動において基本的人権を尊重し、人種、宗教、思想信条、 出身、性別、障がいの有無、身体的特徴、年齢など、当社の業務 と関係しない事柄に基づく差別を行いません。
(2) 職場における性的嫌がらせ、また上下関係や立場の優位を利 用した嫌がらせは、意図的であるか否かを問わず禁止します。
エンジニアリング会社である当社の最大の財産は“人” であり、「人材育成」を最も重要な経営課題の一つと位置 付けています。
社員一人一人の専門性を高めることはもちろん、「プロ ジェクトやチームのマネジメント能力」「お客さま・お取引先 さま・上司・同僚・部下とのコミュニケーション能力」の向 上を目的とする充実した研修制度を揃えています。社員一人 あたりの集合研修の受講時間を増やし、事業部も運営に参画 して、狙いに基づいた研修を幅広く展開しています。
自律型人材の育成を目的として早期での“プロフェッ ショナル”養成を目指します。
人材育成の基本的な考え方
人材開発ビジョン
2015年度 12時間 2016年度 13時間 一人あたりの研修時間
(新人教育を除く階層別研修など) ● 教育研修体系
■ 意識付けを目的としたマインド研修 ■ 知識習得を目的としたスキル研修
1
高い倫理観を持った人材を育成する● グローバルな視点を持ち、社会規範、法令、規則、規定など を順守し、公正で公平な事業活動を展開できる人材
2
仕事を通じて、組織や個人の目標・ビジョンを実現できる人材を育成する● 豊かな創造性を持つ人材
● 相互信頼を基本に行動し、協調性、合理性を持つ人材
3
市場の変化に柔軟に適応できる人材を育成する● グローバルに仕事ができる人材
● 事業領域拡大にチャレンジできる人材
階層別研修 目的別研修
階層別役割認識 コンプ
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当社は、安定した社員の生活を基盤に、均一で高い品質 のサービスを世界中に提供することを可能とするため、企 業理念の具現化を基軸とした評価制度、グローバルな適材 適所を実現する等級制度、顧客第一の精神を実践できる報 酬制度をコアにした「グローバル人事制度」をナショナル スタッフ向けに構築しています。
2014年より、導入を進め、インド、インドネシアでは 運用を開始、タイでは2018年度の運用を目指し詳細設計 中です。さらに、他の国にも展開していきます。
当社の人事評価制度は、公正・公平の理念のもと、人事 考課を実施しています。
人事考課は、各社員に必要とされる能力や熱意・行動、 業績への貢献度で評価し、人材育成につなげるため、評価 結果を本人にフィードバックしています。
期初には、上司とメンバーの面談などのコミュニケー ションによる目標設定を行い、各月には目標達成のために 月次のPDCAサイクルを意識して上司との月次対話を実 施し、メンバーの育成を図っています。
評価に際しては、結果のみならず個々の能力を加味し、 社員のモチベーション向上につなげるとともに、社員一人 一人がやりがいと誇りを感じられるようにすることを重要 視しています。
組織や企業にとって、ダイバーシティに関する取り組み は、近年さらに重要度を増しています。
当社の中にも、人種・性別問わず、さまざまな個性を 持った人材がおり、多様な考え方や価値観を認め合うこと で、変化する環境やニーズに対応でき、より働きやすく魅 力のある仕事環境につながるものと考えます。
ダイバーシティへの取り組みは、結果的に優秀な人材の 確保につながり、かつ社員の就労意欲の向上にも貢献でき るものと考えます。
ダイバーシティへの取り組みの一つとして、当社は女性 社員の活躍を推進しています。魅力ある会社にするために は、全ての社員が活躍し、個性と能力が十分に発揮される 環境を整えることが必要不可欠です。
スキルアップのための研修や働きやすい制度をさらに充 実させ、女性社員のさらなるキャリア支援を強化していき ます。
2016年度には、女性活躍推進法に基づく行動計画の一 環として、育児時短に関する制度の改定、女性社員および その上司を対象とした育成研修などを実施しました。
グローバル人事制度
公平・公正な評価
ダイバーシティの実現に対する
基本的な考え方
女性社員の活躍推進
グローバル人事制度に関する説明会(インドネシアにて)
女性活躍推進に関する育成研修
働きがいのある魅力ある会社づくりに取り組んでいます。
仕事は、暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらすもの ですが、同時に、家族や友人・趣味にかける時間も生活に 欠かせないものであり、その調和がとれた状態でこそ、人 生の生きがいや喜びは倍増すると考えます。この仕事と生 活の調和は、当社の活力や競争力の源泉である有能な人材 の確保・育成・定着の可能性を高めるものと考えます。
当社では、上記ワークライフバランスへの取り組みの一 つとして、社員の仕事と育児・介護の両立を支援するた め、各種休暇取得を促す制度を導入しています。
ワークライフバランスの充実に対する
基本的な考え方
育児・介護の両立を支援する制度
大気社グループの健康保険組合を設立しており、その 中で、健康・こころのオンライン「健康相談ダイヤル24」 を開設し、社員や家族の「からだ」と「こころ」の不安や 悩みに、年中無休・24時間体制で経験豊かな保健師、看 護師、管理栄養士、医師などの専門相談スタッフが素早く、 的確にサポートしています。また、改正労働安全衛生法に よるストレスチェック制度導入と同時に、社員が自らの心 の状況に向き合い対処できる場を整えました。今後は、集 団分析による職場環境づくりも進めていきます。
社員の心身の健康
当社が導入している各種休暇制度の例
●繁忙業務終了時連続代休:当該担当業務が終了した時に代休 未取得日数がある場合、連続して3日以上の代休取得が可能
●永年勤続リフレッシュ休暇:勤続年数が満25年を経過し、永年 勤続表彰された社員に対し、有給休暇に加えて付与される15日 の休暇
●有給休暇残日数の活用:直近10年間の有給休暇残日数がある 場合、長期療養と介護・看護休暇への利用が可能(本来は無給)
● メンタルヘルス対策
一次予防 メンタルヘルス不調者の発生を未然に防ぐ取り組み
社内研修などにより社員の認識を高めています。
二次予防 早期に発見し、迅速に適切に対応する取り組み
不調者の上司・部門長からの相談・連絡に対し適切な助言・ 指示を行い、必要に応じて社員との面談を行います。
三次予防 病状を適切に把握・管理し病気の重症化を防ぐ取り組み
不調者発生の場合には、管理本部人事部が即時対応し、 復職までフォロー・支援します。
● 支援制度および有給休暇の取得実績
項目 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度
産休取得者数(人) 6 6 5 4
育休取得者数(人) 5 6 9 7
育児休業復職率(%) 100 100 100 100
復職12カ月後の定着率(%) 80 67 100 100
その後12カ月以内に退職した人数(人) 1 2 0 0
短時間勤務制度利用者数(人) 13 15 22 21
全社員の有給休暇平均取得日数(日) 5.8 5.9 6.2 6.0
● 育児・介護支援制度
項目 大気社 法令
育児休業 最大満2歳まで 1歳6カ月まで
育児勤務時間短縮 小学校3年の3月末まで 3歳まで
介護休暇 介護休暇は曜日指定と不定期の2種類から選択できる
大阪支社 技術部
東元 百子
仕事と
家事・育児を
両立させています
私は2008年に入社し、工事 部で大型商業施設の施工管理 業務や、事務所ビルのテナント 入居工事責任者などを経験した 後、産休・育休を二度ずつ取得 しました。現在は、大阪支社で発足した「現場支援チーム」 で、時短勤務で働いています。比較的時間に縛られにく く、これまでの経験も生かせるため、女性社員の働き方の ロールモデルといえる業務であり、会社や家で周りの人に 助けてもらいながら、あまり気負わずに、とても充実した 日々を送っています。
女性活躍推進法が施行されましたが、将来は、このよう な制度がなくても女性が男性と同じくらい活躍できる社会 になってほしいと願っています。そのためにも、仕事や家 事、育児など、自分ができることに全力で取り組んでいき たいと思っています。
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当社では、社員の健康とワークライフバランスの充実を図 るため、働き方改革に取り組んでいます。製品やサービスの 品質、安全性をこれまで通りに確保しながら、労働時間の短 縮を進めていきます。短期的な対策として、現場業務の改善 に着手します。業務負荷を分散させるために人員の補充に取 り組むほか、現場のルーティンワークのアウトソーシング化 やタブレット端末の導入による業務のIT化を推進し、業務 効率の向上を図ります。また、中長期的な対策として、社員 のスキルアップ教育を最重要テーマに掲げ、業務時間の短縮 を実現した社員を評価する仕組みを検討するなど、人事制度 の再構築も含めて取り組んでいく計画です。
(長時間労働対策)
働き方改革の実効性を高めるため、下記の長時間労働対 策を実施しています。
・ 経営トップによる過重労働対策に関するメッセージ発信 ・ No残業デーの積極的推進
・ 過重労働に関する巡回教育の実施
・ 過重労働対策を管理職の評価項目とする検討
・ 現場のモデルケースごとに過重労働につながる課題を 把握し、改善策などを募って水平展開
働き方改革実現に向けて
C o l u m n
イタリアで「働きがいのある会社」6位にランクイン
C o l u m n
長時間労働対策会議の発足
働きがいのある魅力ある会社づくりに取り組んでいます。
労働慣行
[働き方改革の取り組み]
めの機会を提供し、厳しい事業環境の中でも企業としても成長 し続けていける風土を構築することを目指しています。そこで、 心理学者や栄養士によるサポートといった高度な医療サービス、 仕事や趣味に関する講座などを社員に提供してい
ます。また、敷地内にトレーニングジム、ビストロ エリア、劇場などを備えており、ソフト面とハード 面から働きやすい環境を整備しています。Geico S.p.Aでは、これからも社員とともに成長するため の職場づくりに力を注いでいきます。
当社とアライアンス関係にある Geico S.p.Aは、国際的なコンサル タント会社Great Place to Work®
Institute社 が 実 施 する2017年 「働きがいのある会社」ランキン グに参加し、イタリアの122社を対象にしたランキングの社員 数50~500人規模の企業部門で6位にランクインするとともに、 「ワークスペース賞」も受賞しました。Geico S.p.Aは、人材は
最も貴重な経営資源だと考えています。社員が成長し続けるた
当社では、長時 間労働対策会議を 立ち上げ、この問 題に特化した全社 的な活動を推進し ています。社長を はじめとする経営層が活動の推進役となり、経営企画本 部長を議長として、労使協議における労働者代表の役 割を果たす組織風土改善委員会もメンバーに加わってい ます。
公平・公正を基本とした調達活動を推進しています。
取引先との関わり
公平、公正な取引を行うため、複数の取引先に見積りを 依頼し、購買品質(仕様・性能・納期・価格など)の評価に よって取引先を選定することを基本としています。価格交 渉は、合理的な根拠(過去の実績など)に基づき実施します。
機密情報、個人情報、顧客情報の各取り扱いは、「情報 セキュリティ規程」に基づき厳正に管理しています。情報 漏えいを未然に防止するため、「機密漏洩防止に関する誓 約書」により取引先に注意喚起を行っています。
当社は、公平・公正を基本とし、以下の方針により調達 活動を行っています。
調達基本方針
取引先の選定の仕組み
機密情報の管理
取引先との良好な関係を維持・継続するために、取引 に関わる法令の改正を理解し、注意点の確認や社会の変 化に対応した業務フローの相互理解を深めるため、「連絡 会」を開催し、取引先とともに勉強しています。2016年 度は、東京地区1回、大阪地区1回で実施しました。
取引先との連携
当社は、「大気社行動規範」により、反社会的勢力が業 務に関与することを拒絶し、あらゆる要求を拒否していま す。また、社員が反社会的勢力と関わりを持つことを禁止 しています。全ての取引先の反社会的勢力との関係排除を 明確にするため、基本契約書および個別契約書に反社会的 勢力排除条項を入れて締結しています。新規に取引を開始 する取引先は、反社会的勢力との関わりが無いことを確認 し、契約をしています。
当社では、海外拠点の調達データを一元管理するシステ ムを導入し、サプライチェーンの見える化を進め、調達の 最適化を推進しています。海外の取引先に対し、適時・適 切に契約の履行がなされるように、定期的な履行状況の チェックなどを行っています。
当社は、グリーン調達活動のさらなる推進を図るため、 2011年度より年に一度、グリーン調達への貢献度が高 く、また自ら積極的に環境活動に取り組まれているお取引 先さまを優良企業として表彰しています。表彰にあたって は「環境活動調査」を行い、環境マネジメントシステム (EMS)の評価を鑑み2016年度の優良企業の選定を行い
ました。
反社会的勢力の排除
グローバル調達活動
グリーン調達優良企業表彰制度
● 法令およびその精神の順守● 合理的な取引先の選定と適正な取引
● 機密情報の管理
● 資源保護、環境保全への配慮
● 取引先との信頼関係促進 など
環
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企業市民の一員として、地域社会への貢献活動に取り組んでいます。
地域社会への貢献
医療用ウイッグが必要な子どもたちへ髪を寄付
当社では、社会貢献活動の一環として、髪の毛を寄付す る「ヘアドネーション」活動に協力しています。
特定非営利活動法人Japan Hair Donation & Charity (JHDAC)が行っている活動で、小児がんなどの治療過程 や先天性の無毛症などで髪に悩みを抱えている18歳以下 の子どもたちに、寄付により集まった髪を使って、オー ダーメイドのウイッグをプレゼントしています。
小児向けの医療用ウイッグの数が少ないことが背景にあ り、子どもたちが前向きな気持ちで日常の生活を送り、治 療に専念できるようになることを目指した活動です。
(その他国内拠点での活動)
東京本社:新宿「新宿年末クリーン大作戦」への参加 大阪支社:枚方工場周辺の定期的な清掃活動
名古屋支店:東日本大震災復興支援 他にも次のような活動を行っています。
・ 公益信託経団連自然保護基金への寄付
・ 公益財団法人日本盲導犬協会の盲導犬育成制度への寄付 ・ 公益財団法人信頼資本財団「ありがと本」活動への協力 ・ ナマステ・インディア(インド文化に触れるイベント)への協賛 ・ 使用済み切手、不要になった携帯電話、ベルマーク、
外貨コイン、古着などの回収を通した支援活動 ・ 未使用品(切手、テレフォンカード、クオカード、
図書カード)の回収を通した支援活動 ・ 献血 など
当社の経営ビジョンでは、地域・社会を重要なステークホ ルダーの一つに位置付け、文化や慣習の尊重と発展への貢献 や地域・社会貢献活動への参加を積極的に推進しています。 地域・社会との良好な関係を構築し、社会と共生する企 業市民の一員として、地域・社会の課題解決や発展に向け てさまざまな活動を行っています。
基本的な考え方
社会貢献活動
新宿「打ち水大作戦2016」に参加
2016年8月4日、西新宿の街路樹沿いの歩道で、当社 が所属する新宿CSRネットワーク主催の「打ち水大作戦 2016」に参加しました。
このイベントは2006年から毎年行われています。打ち 水効果で猛暑新宿の気温を下げ、地球温暖化防止に貢献す るための活動で、参加者と一体となり楽しく打ち水をする ことで、区内企業同士の連帯感を深め、地域とのネット ワークを広げることが目的です。
打ち水に使う水は「水道水は御法度」を基本原則とし、 「飲み水ではなく、人体に影響の無い災害用地下水」を使
用することが前提となっています。
打ち水前は28℃だったその日の気温が、水をまいた後 には26℃まで下がりました。
広瀬川の清掃活動に参加
当社は、2017年4月22日に「第23回広瀬川1万人プ ロジェクト」に参加し、流域の清掃活動を行いました。
「広瀬川1万人プロジェクト」では杜の都・仙台のシンボ ルである広瀬川の自然環境を守るため、市民・企業・行政 がさまざまな活動で連携しています。広瀬川流域の一斉清 掃がメインの活動で、今回は
6カ所の会場に1,349人が参 加し、175袋分のごみを回収 しました。
地域貢献活動
大気社インドにおける自社敷地内での作物栽培
社会的責任の一環として、大気社インドは年に1回、イ ンドのコンダプリ村にある自社敷地内において小麦を栽 培しており、収穫した全ての小麦を、2008年よりアーナ ンドアシュラムという児童養護施設に毎年送っています。 2017年は、約300kgの小麦粒を寄付しました。
Geico S.p.Aによるツリーダム植樹活動への参加
当社とアライアンス関係にあるGeico S.p.Aは、地域 社会の発展と環境保全に対する貢献を自社の使命の一つ と考え、取り組みを推進しています。事業活動における CO₂の排出を環境に対する「負債」ととらえ債務の完済 を目指してイタリアやアフリカで植樹活動を展開してお り、前年の通勤や出張などにかかった費用をもとにCO₂ 排出量を換算し、その排出量に相当する本数を植樹して います。植樹にあたっては、2009年に自社の社員が植 樹に参加した「Ecological Debt Free Day」を開催し たほか、2015年からはツリーダム※と連携した植樹プロ
ジェクトを推進しています。地域のニーズに応じて果物や 絶滅のおそれのある木などを選び、イタリアとケニアで 2015年に800本、2016年に720本を植え付けました。 2017年は1,300本(加えて、他の目的で200本)を植樹 する計画です。Geico S.p.Aのサポートするツリーダム の植樹プロジェクトでは、失業率や子どもの退学率が高い など、貧困に伴ってさまざまな問題が発生している地域を 中心に活動しています。植樹の用地として、マフィアなど 反社会的勢力から没収した土地を主に活用しています。植 樹した木から収穫した農産物の売却収入は、地域の農業従 事者の収入となり、農産物の加工や観光産業にも裾野が広 がることで雇用の拡大にもつながっています。
これからもGeico S.p.A では、CO₂の削減に取り組む とともに、地域の経済的基盤を支え、地域社会の健全な発 展にも貢献していきます。
海外拠点での取り組み
大気社シンガポールにおける日本人墓地清掃活動
2016年8月13日、大気社シンガポール所属の社員お よび家族で、日本人墓地公園の清掃を実施しました。
本活動への参加は6年目となります。清掃後は慰霊碑に献 花し、この地で亡くなられた方々の冥福をお祈りしました。
地域の農業従事者による植樹活動
※ ツリーダム:2010年にイタリア・フィレンツェで設立された団体で、植 樹支援のオンラインプラットフォームを持つ。これまでにアルゼンチンや カメルーン、ハイチ、イタリア、ケニアなどで29万本以上を植樹している。
● Geico S.p.A.の活動実績(2015年からの累計)
ケニア
マラウイ イタリア
▲973,290
kgCO₂排出削減量
1,520
本植樹活動
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より開かれた会社を目指し、株主・投資家の皆さまに向けて財務情報、経営情報などを公開しています。
株主・投資家
当社は、配当金による株主の皆さまへの還元を最重要施 策の一つとして考えており、連結配当性向35%を目標と し、かつ、安定的な配当を実施していきます。
当社は、「法令とその精神を順守し、公正で自由な競争の もとに適正な取引を行い、透明性と高い倫理観で、顧客・ 取引先、株主、社員、地域・社会、地球環境に貢献する」 という経営ビジョンのもと、当社に関する重要な情報を、 透明性、公平性、継続性を基本として迅速に開示します。
6月に行われる定時株主総会のほか、5月と11月に決算 説明会を開催しています。また不定期ですが、年に数回、 個人投資家の皆さま向けの会社説明会を開催しています。
2016年度は、5月に28社 42名、11月に30社43名に 決算説明会を開催し、7月に は朝日新聞と東洋経済新報社 共催の「個人投資家向けIRセ ミナー」に参加しました。
株主の皆さまに配付する印刷物として、株主通信(6月、12 月発行)、アニュアルレポート(8月発行)を制作しています。
Webでは印刷物のPDFファイルのほか、東京証券取引 所の開示項目である決算短信や有価証券報告書・四半期報 告書、中期経営計画や決算説明会の資料やファクトブック などを公開しており、これらの最新資料を一括でダウン ロードしていただくことも可能です。
また、株主・投資家の皆さまに向けて、当社の事業や歴 史を知っていただくための情報も掲載しています。
当社のWebサイトは外部からも評価をいただいています。 モーニングスター株式会社の「Gomez/IR サイトラン キング2016」において、当社が総合ランキング銅賞、建 設業第2位に選ばれました。
また、日興アイ・アール株式会社の「2016全上場企業 ホームページ充実度ランキング」においては、企業ホーム ページ優秀サイト(建設業第2位)に選ばれました。
情報開示方針
株主還元の基本方針
IRイベント
情報ツール
外部からの評価
株式情報
(2017年3月31日現在)発行可能株式総数 発行済株式の総数 株主数
100,000,000 株 36,782,009 株 3,235 名
金融機関
33.95%
自己株式
7.00%
外国法人等
21.86%
個人・その他
14.40%
所有者別 株式分布状況
(株式数比率)
証券会社
0.71%
その他国内法人
22.08%
IRイベントの様子
● 年間配当金と配当性向の推移
100
75
50
25
0
(円) (%)
■年間配当金 配当性向
2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期
40
30
20
10
0
38.8 30.1 32.8
29.2
52 50
38.2
45